みくの本棚
感想

テレビドラマで話題になってた「悪魔の弁護人」の原作だということで、つい手に取ってしまいました。御子柴という弁護士のキャラクターが本当に魅力的で、ドラマとは違う深さが小説にはあるんだなと実感しました。 高級介護施設での凶悪事件という現代的なテーマなのに、その背後にある心理描写が緻密で引き込まれます。一見、悪人に見える弁護士がどんな企みを秘めているのか、ページをめくる手が止まりません。法廷サスペンスとしてのドキドキ感もあり、同時に人間の深い闇について考えさせられます。 パート帰りの疲れた時間も、この本があるとついつい続きが気になって読み進んでしまう。こういう良い意味で時間を忘れさせてくれる本は、年を重ねるごとに貴重だなと感じます。シリーズものなので、これからほかの巻も読みたくなりました。講談社文庫は文字も読みやすくて、私たちの年代にはありがたいですね。

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