てつの本棚
五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました5

五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました5

須王あや TOブックス 2026年3月1日

感想

シリーズ第五弾まで来て、やはり手放せなくなってしまいました。このシリーズの魅力は、奇想天外な設定にありながら、その中で描かれる二人の関係性が実にしっかりしていることでしょう。 年の差という現実的な課題を、ファンタジーの枠組みの中でどう向き合うのか。その問い方が毎巻誠実で、読んでいて心が温まります。今巻でも、二人が大人になるということの意味を考え直す場面が随所に出てきて、思わず引き込まれました。 教え子を見守る立場の身として、「守る」という行為の重みを改めて感じさせられたというのもあります。単なるラブストーリーではなく、人が人を想う時間の積み重ねの物語なんだなと。書き下ろし番外編も含めて、余韻の残る一冊でした。シリーズの続きが気になって仕方ないです。

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