江戸繁昌記(1)

江戸繁昌記(1)

寺門静軒 / 朝倉治彦

出版社:平凡社 出版年月日:1981/06/01

平凡社 | 1981/06/01

3.00
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

江戸という時代への関心から手に取った一冊です。平凡社の文庫版ということで、手軽に読める形式も魅力的でした。 江戸の繁栄ぶりを描いた作品ということで期待していたのですが、読んでみると想像していたのとは少し異なる印象でした。登場人物たちの生き生きとした描写はあるものの、全体的な流れとしては、どうにも散漫な感じが拭えません。物語として引き込まれる力強さに欠けているというのが、正直な感想です。 ただ、江戸時代の風俗や生活の細部に関する記述は丁寧で、時代物に興味のある読者にとっては参考になる部分も多いでしょう。文庫版という手軽な形式だからこそ、気軽に手に取れるのは良いことだと思います。 どちらかといえば、時代背景の知識を深めたい方向けの作品かもしれません。娯楽性と知識性のバランスが、私の好みとは合致しなかったというところでしょうか。シリーズものということなので、次巻で改善されることに期待しながら、とりあえず一区切りというところです。

感想

江戸の町の様子を活き活きと描いた作品ですね。話題になっていたので手に取ってみました。 江戸時代の日常風景や人間関係が丁寧に綴られており、その時代への興味を引き出してくれます。著者の筆致も比較的読みやすく、パート帰りの疲れた時間でも無理なく進められました。 ただ、正直なところ期待していたほどの引き込まれ方ではありませんでした。歴史的な知識としては興味深いのですが、物語としての盛り上がりや意外性に欠ける気がします。登場人物たちの心情描写ももう少し深掘りしてほしかった部分もあります。 時代小説好きな方であれば楽しめる作品だと思いますが、幅広い層向けというわけではない印象です。シリーズものということなので、次巻で物語がどう展開するのか気になるところですが、続きを読むかどうかはまだ検討中といったところです。江戸という舞台設定自体には魅力があるだけに、もう少し何かが足りないように感じました。

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