天国行きのバス

天国行きのバス

清水晴木

出版社:中央公論新社 出版年月日:2026/02/20

中央公論新社 | 2026/02/20

4.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

「ちゃんと、さよならをしよう」という言葉に惹かれて手に取った一冊。天国行きのバスという素敵な設定で、別れについてこんなに温かく描けるんだって感動しました。 連作形式だから、いろんな人生の物語が次々と現れるんですけど、どの話も「大切な人のために生きる」というテーマでしっかりつながっている感じがします。最後の別れなのに、なぜかそれは終わりではなくて、むしろ新しい始まりみたいに感じさせられるんです。 最初は少し重いかなって思ったんですが、読み進めると不思議と心が軽くなる。著者の優しい筆致が、悲しみの中にも希望を見つけられるようにしてくれるんだと思います。泣けるシーンもあるけど、読み終わった後は「いい話だなあ」って静かに満足できる感じ。気軽に読める小説が好きな私にとって、これくらいの深さと温かさのバランスが本当に心地よかったです。誰かに薦めたくなる一冊ですね。

感想

「天国行きのバス」って、タイトルだけ見ると不思議な世界観だなあと思ったけど、読んでみたら本当に素敵な本でした。 別れについての話なんですけど、重くなりすぎず、でもちゃんと心に残る温かさがあるんですよね。バスに乗った人たちの最後の別れの場面を通して、「ちゃんとさよならをする」ことがどうして大事なのかが自然に伝わってくる。普段、漫画やライトノベルばかり読んでる自分でも読みやすくて、でも深い……という感じ。 連作形式になってるから、それぞれのお話が短く区切られてるのも良かった。仕事で疲れた日の通勤時間にちょっとずつ読み進めるのに丁度良い長さなんです。読むたびに、大事な人との関係とか人生について改めて考えさせられました。 『天国映画館』を読んだ人はもちろん、そうじゃない人でも十分楽しめると思います。別れ、そして繋がりについてやさしく考えたい時に、本当にオススメですよ。

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