空の中
KADOKAWA | 2008/06/01
みんなの感想
航空機事故という硬いテーマながら、ページをめくる手が止まらなくなる傑作です。メーカーの担当者とパイロットというキャラクターの掛け合いが絶妙で、緊張感とユーモアのバランスが素晴らしい。 公務員として日々ルーチンワークに追われていると、こういう予測不可能な展開の物語に心をつかまれるんですよね。高空での謎解きという舞台設定も効果的で、どんどん引き込まれていきます。 特に感心したのは、技術的な部分をちゃんと調べているのが伝わってくる点。だからこそ説得力があって、荒唐無稽に感じさせない。エンタテインメント作品としての完成度が高いです。 一気読みしてしまいました。疲れた日の晩に読むのに最適な、心がリフレッシュできる作品。気軽に読書を楽しみたい時にはぴったりです。万人にお勧めできる良質なエンタテインメント小説だと思います。
文庫本で気軽に読める航空冒険ものということで、さっそく手にとってみました。謎の航空機事故を追うというストーリー立てで、最初は引き込まれるんですよ。メーカーの担当者とパイロットが協力して真相に迫るという設定も面白い。 ただ、読み進めていくと、ちょっと盛り込みすぎな感じがしてしまったというか。パイロットの葛藤とか事故の謎とか、いろいろ詰め込もうとしているのはわかるんですが、どれもこれも中途半端に感じてしまいました。もう少し一つのテーマに絞って深掘りしてくれたら、もっと引き込まれたんじゃないかなと。 エンタメ小説として楽しく読める作品ではあるんですけど、何か物足りなさが残る。仕事の休み時間に気軽に読む分には十分ですが、夜中まで徹夜して続きが気になるというほどではなかったですね。悪い本ではないんですが、特別に心に残るものもなく。そういう意味では、まあ平均的な一冊という感じです。
新社会人として日々の業務に追われる毎日ですが、この本は本当に良い気分転換になりました。 最初は書籍説明だけで判断するのは不安でしたが、思い切って手に取って正解。航空機事故という設定は一見すると真面目なミステリーかと思わせておきながら、読み進めるにつれて予想を大きく上回る展開が待っていて、それが本当に素晴らしいんです。 メーカーの担当者とパイロットという異なる立場の人物が事態の謎を追うという構成も秀逸で、それぞれの視点から物語が深掘りされていく感覚がたまりません。特に高空での出会いというシーンは、言葉では表現しづらい不思議な魅力に満ちていました。 新社会人の立場としては、日常的なリアリティと非日常的なエンタメ性のバランスが絶妙だと感じます。徹夜してでも続きが気になってしまう、そういう本に久しぶりに出会えた喜びがあります。 まだ迷っている人には、とにかく一度手に取ることをお勧めします。この本の真の面白さは、説明では伝わらない部分にこそあります。