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感想

人間関係のもやもやがすっきり解ける本だ。80年も生きていると、周囲のことばに傷つくことも増えるものだが、この本を読んでようやく腑に落ちた。自分がムカつく相手のセリフって、実は共通の「地雷」を踏んでいるんだ。 「だって」の連発、曖昧な返事、下手な毒舌——こうした28の言葉のパターンが、なぜ人を不快にさせるのかが明確に説明されている。自営業で長年付き合ってきた取引先や従業員たちの言動も、この本の分析で初めて理解できたものがある。これは単なる愚痴本ではなく、人間心理を扱った実用的な人文書だ。 著者の観察の鋭さに唸った。年をとってからこそ、こういう本は有難い。自分の部下や孫にも読ませてみたいと思うくらいだ。言葉遣いの大切さを改めて認識させられた。話題の本というのは、こういう「ちょっと困った」という共通の悩みを扱うから、皆の目に留まるんだろう。新潮新書のサイズも手頃で、気軽に読める。これは良い一冊だ。

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