夜読み派の本棚
感想

話題の古典エッセイということで手に取ってみたんですが、正直なところ期待と現実のギャップが大きかったです。カレル・チャペックの園芸エッセイって、SNSで「ほっこり系」「心が癒される」って紹介されてたから、現代の忙しい私たちに刺さる内容なのかなって思ってたんですよね。 でも読んでみると、やっぱり100年近く前のチェコの園芸愛好家の話で、どうしても距離感がある。軽妙な筆致って書かれてますけど、翻訳特有の古い言い回しが多くて、むしろスラスラ読めない。12カ月それぞれの園芸の営みについて淡々と綴られているだけで、エッセイとしてのオチや説得力に欠けるというか…。 インスタで見かけるような「心を整える読書」を求めてた自分が甘かったのかもしれません。文学的価値があるのは分かるけど、もっと時代の呼吸が感じられる現代エッセイの方が、今の自分には合ってるなあって思いました。新装版で装丁は素敵だったから、そこだけは好きです。

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