ちーちゃんの本棚
ラザロの迷宮

ラザロの迷宮

神永 学 新潮社 2026年2月28日

感想

ミステリー好きな友人に勧められて手に取った一冊。開始5分で一気読み確定でした。 謎解きイベントだと思って洋館に集まった8人が、予想外の展開に巻き込まれていく。その緊迫感がすごい!作家の月島と刑事の美波という二つの視点から物語が進むことで、読者も登場人物たちと一緒に迷路の中をさまよう感覚に陥ります。特に記憶喪失の青年にまつわる部分は、催眠術という心理的なアプローチが絡んでくるので、単なるサスペンスではない深さがあります。 登場人物たちの心理描写も丁寧で、犯人は誰なのか、この青年は本当は何者なのか、次々と浮かぶ疑問に答えを求めて徹夜必至。でも読み終わった時の満足感がたまりません。ミステリーって、最後のカタルシスが全てなんだなって改めて実感させてくれる傑作です。気になる人はぜひ!