ちーちゃんの本棚
感想

伊坂幸太郎の新作ということで期待を込めて手に取ったのですが、正直なところ「あ、そっか」くらいの感じで終わってしまいました。 短編集の構成で、「逆ソクラテス」を始めとした複数のストーリーが収録されています。それぞれ「常識を疑え」「先入観を打ち破れ」といったテーマがあって、伊坂さんらしい仕掛けが随所に散りばめられているのは分かります。でも、なんというか……仕掛けが見えすぎちゃうというか?読んでいるうちに「あ、ここでこういう展開になるんだろうな」って予想がついちゃう話が多かった気がします。 もちろん、それぞれの話に工夫はあるし、つまらないわけじゃないんです。軽く読める長さも大学生の忙しい日常にはちょうどいい。ただ、本屋大賞ノミネートとか柴田錞三郎賞受賞とか、そういう期待値が高くなった状態で読むと、「あ、普通だ」ってなっちゃう感じですね。 気軽に読書を楽しみたい時には悪くない選択肢ですけど、伊坂幸太郎だから必読というわけではないかな、というのが正直な感想です。

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