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愚か者の疾走

愚か者の疾走

西尾潤 徳間書店 2025年11月11日

感想

映画化の話題で気になっていたこの作品、ようやく手に取ってみました。前作『愚か者の身分』の続編ということで、登場人物たちのその後がどうなったのか、ずっと気になっていたんです。 読み始めてすぐに、前作で張られた伏線がどう回収されるのか、そこに引き込まれました。真鶴で静かに暮らしていたマモルのもとに届く謎のメール。その一本のメッセージから物語が大きく動いていく緊張感がたまりません。登場人物たちの複雑な関係性や心情の揺れが、短編でありながらもしっかりと伝わってきます。 文庫本ということもあって、通勤時間や休憩時間に気軽に読み進められるのが良かった。それでいて内容は深く、人生の選択肢や後悔、そして再生といったテーマが丁寧に描かれています。映画で見た俳優たちの顔が浮かびながら読むのも、また別の魅力ですね。人間ドラマとしてよくまとまった一冊です。

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