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光と色のデザイン技術

光と色のデザイン技術

建築知識 エクスナレッジ 2026年3月2日

感想

仕事の幅を広げるために最近ビジュアル制作に触れる機会が増え、この本を手に取った。正直なところ、技術書としての期待値は高くなかったのだが、予想外に実用的で秀逸だ。 光と色を扱う際の「なぜ」の部分が丁寧に説明されている点が素晴らしい。時間帯による光の変化、建築用途ごとの照明計画、世界観構築における色彩戦略など、実践的な知見が満載だ。特に複数の現役クリエイターが作成過程を詳細に解説しているセクションは、単なる理論に留まらず、現場での応用がしやすい。 フルカラーの図解が豊富で、言葉だけでは伝わりにくい微妙な色合いやニュアンスも直感的に理解できる。これは紙の本である利点を最大限に活かした構成だと感じた。 強いて難点を挙げるなら、初心者には少し情報量が多いかもしれない。ただ、すでにある程度のスキルがある人、あるいは表現の質を次のレベルに引き上げたい人にとっては、確実に役立つリファレンスとなるだろう。フリーランスとして仕事の質を高めたい方には、本当にお薦めできる一冊だ。