taの本棚
たぶん、ターニングポイント

たぶん、ターニングポイント

弘中綾香 朝日新聞出版 2026年1月20日

感想

職場の同僚が出産を控えていたこともあり、手に取った一冊です。正直なところ、こういった育児エッセイは敬遠していたのですが、この本は違いました。 人気アナウンサーが妊娠から出産、その後の日々について、本当に素直に、時には辛辣に綴っているんですよね。「産んでよかったのか」という問いにちゃんと向き合う姿勢が素晴らしい。理想化された母親像ではなく、戸惑い、悩み、時に後悔もする、そういった本音の部分がリアルに伝わってきます。 公務員という身分で、ある程度安定した人生設計をしている立場からすると、人生が大きく変わるという体験は他人事ではありますが、この本を読んでいると、どんなに計画しても予想外のことは起きるんだな、そしてそこからどう向き合うかが大事なんだな、ということを改めて考えさせられました。 カラー写真も随所に入っていて、テンポよく読み進められるのも良かった。気軽に読める一冊ですが、人生について深く考えるきっかけになる本です。同僚にも勧めてみたいと思います。