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悪女は砂時計をひっくり返す 10

悪女は砂時計をひっくり返す 10

Antstudio / SANSOBEE KADOKAWA 2026年3月5日

感想

シリーズ10巻目ともなると、いい加減な物語では続いていないはず。この作品の面白さはやっぱり、主人公アリアの綿密な計画と、予測不可能な展開のバランスですね。 今巻では戦争という大きな舞台装置が加わって、物語のスケールが一気に広がった印象。使用人や兵士たちを味方につけていく過程は、巧妙さとしたたかさが光っていて、読んでいて「このキャラクター、やっぱり只者じゃないな」と改めて感じさせられます。 公務員という立場上、複雑な人間関係や権力闘争の描写には妙に引き込まれるんですが、この作品はそういった要素をエンタメ性高くまとめているのが秀逸。新たに登場するピアスト侯爵や、アリアの母親とのからみも含めて、次々と投げかけられる謎や仕掛けが本当に面白い。 テンポよく読み進められるので、仕事で疲れた日の気分転換に最適です。次巻も迷わず手に取ると思います。

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