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信長協奏曲(24)

信長協奏曲(24)

石井 あゆみ 小学館 2026年10月9日

感想

長く愛読してきた『信長協奏曲』がついに最終巻を迎えました。タイムスリップものとしての基本的な面白さは相変わらずで、歴史とフィクションの絶妙なバランスは健在。ただ、完結編としてはちょっと物足りなさを感じてしまったのが正直なところです。 24巻という長編の決着をつけるわけですから、キャラクターたちの運命や伏線の回収にはそれなりのボリュームが必要だったはず。でも読み終わってみると、「え、これで終わり?」という感じの駆け足感が否めません。特に中盤から後半にかけての流れが、急いでいるのか物語が雑になっているように感じました。 もちろん完全に悪いわけじゃない。最後の局面での決断シーンは感情的に来るものがありますし、描き下ろしページのイラストも相変わらず素晴らしい。ただ、これだけ長く付き合ってきた作品だからこそ、もっと丁寧な終わり方を期待していたんですよ。 気軽に楽しむ戦国ファンタジーとしては十分ですが、最後の一冊としては納得度が不足。そこが残念です。

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