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武器としての決断思考

武器としての決断思考

瀧本 哲史 星海社 2011年9月22日

感想

新社会人として働き始めてから、日々の業務で意思決定の重要性を痛感していた矢先に出会った一冊です。本書は、東大・京大・マッキンゼーという異なる背景を持つ著者が、京都大学での授業を通じて培った意思決定の方法論を体系的に整理しています。 特に印象的だったのは、「答えが存在しない時代」という認識です。会社に入って気づかされることですが、教科書通りの正解など存在せず、限られた情報の中で自分たちで判断を下さなければならない場面ばかりです。本書はそうした現実を直視しつつ、実践的な思考フレームワークを提示してくれます。 論理的かつ明確な文体で書かれており、新書という手軽なフォーマットながら、仕事や人生の意思決定に直結する内容が詰まっています。著者の豊富な実務経験に基づいた具体例も多く、説得力があります。ただ、やや当たり前のことが述べられている部分もあり、ビジネス経験が豊富な読者には物足りなさを感じるかもしれません。 それでも、人生のターニングポイントにある読者にとって、自分で考え、決断するための羅針盤となる良書です。

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