加賀シリーズの新作ということで、図書館の新着コーナーで見つけてさっそく借りてきました。もうこのシリーズは何冊も読んでいるので、加賀刑事がどんなふうに謎を解くのか、つい期待してしまいます。 今回のお話は避暑地での事件。いきなり五人も殺されてしまって、犯人が出頭するなんて、普通の推理小説では考えられない展開ですね。その後、遺族たちが自分たちで真相を探ろうとするくだりは、なかなかドキドキさせられました。謎の手紙が届いたり、加賀が現れたり、次々と予想外なことが起こるのです。 文庫本だから気軽に読めるのがいいのですが、これはもう一気読みしてしまいました。トリックというか、犯人の動機や背景にも奥行きがあって、単なる謎解きだけではない深さが感じられます。七十代の私でも、登場人物たちの心理の動きがよくわかって、引き込まれてしまいました。加賀シリーズを読み続けているなら、ぜひこの一冊は手にとってほしいですね。
最近登録された他の本の感想
2026年09月11日
娘がプレゼントしてくれたこの本、本当に素敵です。満月珈琲店の物語はずっと前から知っていたけれど、こんなに素敵な言葉がいっぱい詰まっているなんて。 フルカラーのイラストが本当に綺麗で、眺めているだけで心がほっこり温かくなります。毎日パートで疲れて帰ってくると、この本をぱらぱらめくるのが習慣になってしまいました。ページをめくるたびに、「そっか、そういう考え方もあるんだ」って思わされることばかり。人生経験が長い分、この本の言葉たちがすっと心に入ってくるんでしょうね。 初版限定の三毛猫マスターのカードも可愛らしくて、机の上に飾ってあります。独りよがりじゃない、優しい視点で書かれた言葉ばかりなので、世代を問わず多くの人に愛されているのがよく分かります。 同年代の友人たちにもおすすめしてあげたいくらい。これからも何度も読み返すと思います。
2026年08月25日
星新一さんのことは昔からテレビの短編ドラマで知っていましたが、まさかこんなに素敵なエッセイ集があるなんて!手軽に読める文庫本というのも、私たちシニア世代にはありがたいですね。 幼少期から晩年までの91編が時系列で並んでいるから、星新一という人物の人生がそのまま見えてくるような気がします。空飛ぶ円盤への熱中、江戸川乱歩との親交、5000年後のタイムカプセルの話など、どれもユーモアたっぷりで、読んでいて思わず微笑んでしまいます。さすが大作家だなと感じます。 何より良いのは、書籍に未収録だった作品も入っているということ。知らなかった側面が次々と出てくるのが楽しみながら読めるんです。真鍋博さんのカバーイラストもセンスが良くて、見ているだけで気持ちが和みます。 パート帰りの疲れた時間に少しずつ読んでいますが、毎日が楽しみになりました。生誕100年記念だからなのか、愛情をもって作られた本だというのが伝わってきます。
2026年08月19日
直木賞受賞作ということで手に取ってみましたが、思いがけず面白くてぐいぐい引き込まれてしまいました。北海道の牧場を舞台にした競馬の世界、素人の私にとっては新鮮で興味深いです。 装蹄師という職業も初めて知ったのですが、馬の足に触れただけでその馬の資質を見抜く主人公の目利きの鋭さに感服します。荒っぽい気性の馬と人間の信頼関係が少しずつ築かれていく過程が、本当に丁寧に描かれていて心が温かくなります。 過去に傷を負った登場人物たちが、馬を通じて再び立ち上がろうとする姿勢も素敵です。複雑な人間関係の中でも、みんな前に進もうとしている。そういう希望が感じられる物語です。文体もすっきりしていて読みやすく、テンポよく続きが気になってしまいました。年をとってからこそ響く部分がたくさんあるように思います。気軽に読める文庫本の形式もありがたいですね。
2026年08月10日
テレビで見かけるあの人気コーナーがついに本になったんですね。孫から「おばあちゃんもサタプラ見てるでしょ」と勧められて手に取ってみました。 実際に手に持つと、いろいろな商品の写真がたくさん載っていて、眺めているだけで楽しいです。レトルト食品から生活用品まで、本当に幅広いテーマが並んでいますし、実際にテレビで見た検証結果も確認できるのは悪くありません。 ただね、やっぱりテレビで動きながら説明してくれるのと違って、紙の上だとなんだか物足りなさを感じちゃいました。清水アナの熱い語り口も、細かい検証の過程も、本だと伝わりにくいというか。でも、気軽にぱらぱらめくって「あ、これ欲しいかも」と思ったり、お友達とおしゃべりするネタにはなりそうです。 パート帰りに疲れた時、気軽に読むにはちょうどいい一冊だと思いますよ。特に新しい商品を試したい人には参考になるんじゃないかしら。
2026年08月03日
図書館で見かけて、タイトルが面白そうだから手に取ってみました。伊良部という名医?がどんな人物か、最初はちんぷんかんぷんでしたが、読んでいくうちにすっかり引き込まれてしまいました。 登場する患者さんたちがみんなユニークで、サーカスの空中ブランコ乗りやくざさんなど、こんなお悩みあるんだ?と思わず苦笑いです。でも、そんなおかしな患者さんたちも、実は真摯に悩んでいるんだということが伝わってきます。医者の伊良部さんも、一見無茶苦茶に見えますが、どことなく温かみがあるんですよね。 気軽に読める小説がほしいときにはぴったりです。くすくす笑いながら、でも心がほっこりする、そういう読み心地でした。直木賞受賞作ということにも納得です。シリーズ第2弾とのことですが、次も読んでみたい気持ちになりました。
2026年07月29日
江戸時代の怪事譚ということで、つい手に取ってしまいました。南町奉行が謎の消失事件に立ち向かうというお話で、時代物好きの私には興味をそそられたのですが、読んでみると少し期待と違いました。 物語の構成が複雑で、登場人物がたくさん出てくるわりに、誰が大切なキャラなのかぼんやりしてしまいます。天狗の仕業という怪奇な設定は面白いのですけれど、謎解きのテンポが遅く感じられて、途中で集中力が続かなくなってしまいました。 最後まで読み通しましたが、すっきりとした解答が得られたような気がしません。謎が謎のままで終わってしまう感じで、少しもやもやしています。もう少し分かりやすく、スムーズに話が進む方が、気軽に楽しみたい私には向いていたかなと思います。江戸物をお好きな方には良いのかもしれませんが、私には少し難しかったようです。
2026年07月29日
この本、なかなか面白いですよ。銀座でSNSがざわつく「人魚が逃げた」という言葉から始まるなんて、現代的で興味をひきますね。何度も本屋大賞にノミネートされてるって聞いていたから、いつか読みたいと思ってたんです。 読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。謎めいた青年の言動をめぐって、いろんな立場の人たちの人生の転機が描かれるんですが、そのつながり方が実に自然で、それぞれのお話が心に染みる。12歳違う女性との恋、娘との関係、コレクターの執念…どれもが「あ、こういうこと、ありますよね」って思わせられる。 何より素敵だなって感じたのは、この本全体からにじみ出ている「人生ってそんなに悪くないじゃない」という温かさです。つらいことも、迷いも、喜びも全部含めて、人生ってそこまで悪くないんだって感じさせてくれる。パート仕事で毎日を過ごす身としても、ホッとできる一冊でした。
2026年07月19日
江戸の浅草に生まれ変わったミス・マープルだなんて、素敵な発想ですね。諸田玲子さんの作品は前から好きでしたけど、この本も期待通りで楽しめました。 おまあさんという主人公がね、本当にいい。愛くるしくて、でもしっかりと人間の心を見抜いている。私たちおばあちゃん世代が、実は一番いろんなことが見えているんだって感じがして、読んでいて嬉しくなりました。浅草という馴染み深い舞台で、ほっこりとした雰囲気のなかで事件を解いていく…このバランスが本当に上手です。 密通の話やら茶碗屋の事件やら、どれもこれも人間臭くて現実的。派手な殺人トリックではなく、人々の日常のなかにある葛藤や秘密が事件の種になっているところが、古い小説好きの私にはたまりません。 お話も読みやすくて、一気に引き込まれてしまいました。昨今のキャラクターものもいいけど、こういう丁寧で温かみのある推理小説は本当に貴重だと思います。パート帰りの疲れた日も、これを開くと心がほぐれるようでした。
2026年07月18日
孫がフランスに留学することになって、私も少し基本を学んでみようかと思い手に取りました。正直、この年になって新しい言葉を覚えるなんて大変だろうと心配でしたが、この本はびっくりするほどわかりやすい。 文法を大事なものから順番に教えてくれるので、無理なく進められます。難しい説明ではなく、実際に使う表現から学べるのがいいですね。毎日少しずつ、気楽に読み進められる工夫がされている感じがします。 年配の私たちでも使いやすいテキストだと思いますよ。孫のために始めた勉強ですが、脳の活性化にもなっているような気がします。本当に「段階的」という言葉がぴったりで、挫折することなく続けられました。フランス語に興味のある方、特に初心者さんには本当におすすめです。
2026年07月17日
孫に勧められて読んでみた本です。正直なところ、こんなに短くてシンプルな物語が、世界中のビジネスマンに読まれているなんて驚きました。 チーズを探し求める登場人物たちの話なんですが、読んでいるうちに自分の人生と重ねてしまいました。年を取ると、ついつい同じやり方に固執してしまうんですよね。でもこの本を読むと、変化を恐れず新しい道を探すことの大切さが、自然とわかってくるんです。 難しい言葉もなく、すいすい読めるのが良いですね。パート勤務で毎日が忙しいですが、ちょっとした休み時間にもぱっと読める。それなのに心に残るメッセージがあるというのは、素敵な本だなと思います。若い人はもちろん、私たちの世代にとっても勇気をくれる一冊。周りの友達にも貸してあげたいくらいです。
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