裕子の本棚
神の庭付き楠木邸12

神の庭付き楠木邸12

えんじゅ / ox KADOKAWA 2026年4月17日

感想

神様たちのお話も第二部に入ったんですね。いつもこのシリーズは心がほっこりと温まるので、新しい巻が出るのを楽しみにしていたんです。 今回も庭に次々と訪れるお客さんとの関わりを通じて、神様たちのあれやこれやが描かれていて、読んでいて微笑ましくなります。秋の季節感も素敵で、スイーツ作りの場面なんて、読んでいるこちらまで一緒に楽しんでいるような気持ちになりました。カエンという子が独り立ちに向けて頑張る姿も応援したくなりますし、何か新しい展開が生まれるのがいいですね。 神産物取引所のアルバイトという新しい舞台も興味深い。神様にも日々の暮らしの中でいろいろなお困りごとがあるんだなって思うと、とても親近感が湧きます。派手な冒険ではなく、身近な出来事の中に温かみが満ちていて、このゆったりとしたペースが本当に好きです。何度も繰り返し読みたくなるような、そんな素敵な一冊でした。

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