星新一の生誕100年記念ということで手に取ってみました。正直、ショートショートの印象が強かったので、エッセイ集というのは新鮮でしたね。 91編もの文章が時系列に並んでいるおかげで、若き日の好奇心旺盛な星新一から、成熟した表現者へと変わっていく過程が自然と見えてきます。空飛ぶ円盤への熱意、江戸川乱歩や小松左京といった大物作家との交流……こうした意外な素顔が垣間見えるのが本当に面白い。 何より印象的なのは、その軽妙な筆致です。真面目なテーマでもどこかユーモアが利いていて、読んでいて思わずクスッと笑ってしまう箇所が随所にあります。会社帰りのちょっとした時間に気軽に開いて、1編ずつ楽しむのに最適。堅苦しくない、でも心に残る——そんな上質なエッセイが詰まっています。 文庫本というのも手軽でいいですね。通勤時間の相棒として、これからも手放せそうにありません。
最近登録された他の本の感想
2026年08月14日
スマートシティについて学びたくて手に取った本なのですが、正直なところ期待と異なる内容でした。 書籍の説明では「海外スマートシティの進展を探る」とあるので、具体的な事例や最新技術の導入状況について詳しく知れるものだと思い込んでいました。ところが実際に読んでみると、都市発展の歴史的背景に相当な紙幅が割かれており、現代のスマートシティについての記述は想像していたより限定的。田園都市構想から始まる都市論の流れを丁寧に説明しているのは理解できますが、会社員として忙しい日々の中で読む本としては、もう少しコンパクトにまとめられていたら良かったと感じます。 テーマ自体は興味深いのですが、構成や情報量のバランスが読者層に合わせきれていないような印象です。技術系の書籍を求める人には歴史的解説が多すぎるかもしれません。手に取る際は、内容をより詳しく確認してからをお勧めします。
2026年08月10日
SNSで話題の猫ちゃんたちの日常をついに書籍化したということで、どんな感じなのか気になって手に取ってみました。 正直なところ、ここまで笑わせてくれるとは思いませんでした。やーこさんの独特な文体は健在で、猫たちのやりたい放題ぶりが本当にユーモアたっぷりに描かれています。先住猫のうにと新入りのぺるの関係性も最高で、特にぺるが飼い主さんを手玉に取る様子には思わず声を出して笑ってしまいました。 フルカラーの写真が挿入されているのも良くて、文章と写真のコンビネーションがより一層の面白さを引き出していますね。エリザベスカラーの注意点とか、実際の猫飼いあるあるも織り交ぜられているので、猫を飼っていない身でも「あ、こういう大変なことあるんだ」と納得できます。 仕事で疲れた日の夜に読むと、猫たちの容赦ない行動とやーこさんの諦めムード満載の対応に、自然と気持ちがほぐれました。気軽に読める猫エッセイとしては大満足です。続きも気になるところです。
2026年08月02日
ゲーム関連の情報を広く知りたくて、こちらの号を手に取ってみました。エンタメやゲーム業界の最新トレンドについて、バランスよく紹介されていますね。 業界ニュースから新作ゲームの紹介、イベント情報まで、幅広いコンテンツが詰め込まれていて、ゲーム好きには有用な一冊だと思います。ただ、私のような一般的なゲームユーザーにとっては、やや業界寄りの内容が多いなという印象も。もう少し、ゲーム自体の面白さや実際のプレイ感についての記事があると、より楽しめたかもしれません。 写真や図版も見やすく、読みやすいレイアウトなのは評価できます。毎月の情報収集として購読するなら悪くないですが、単発で手に取るとなると、やや物足りなさが残るかなというのが正直なところです。ゲーム好きの同僚には勧めやすい雑誌ですね。
2026年07月29日
最近、老後資金のことが頭をよぎるようになって、思い切ってこの本を手に取ってみました。投資初心者の私でも理解できるように書かれていて、正直驚きました。 配当生活というと難しい印象を持っていたのですが、この本は日米の配当株からJ-REIT、ETFまで幅広い選択肢を初級者向けにていねいに説明してくれます。特に「底堅いポートフォリオ」というコンセプトが、今の不安定な市場環境にぴったり当てはまっていて、安定志向の私としては本当に心強い。 実践的な銘柄選びから資産形成の考え方まで、仕事で忙しい日々の中でも気軽に学べる内容になっています。難しい専門用語も丁寧に説明されているので、読み進めるのが苦になりません。 41歳という今だからこそ、このタイミングで配当生活について真剣に考える大切さを改めて感じました。会社の給料だけに頼るのではなく、複数の収入源を持つことの重要性が実感できます。資産運用に興味がある人なら、一度は読んでみる価値がある一冊だと思います。
2026年07月29日
友人が行政書士試験を受けると聞いて、どんな勉強をしているのか興味がわいて手に取ってみました。正直、専門書なんて読んだことがなかったので、最初は難しいかなと思っていたのですが、意外と読みやすくてびっくり。 重要判例には詳しい解説がついていて、単なる結論だけじゃなく「なぜこう判断したのか」という背景がわかるのが良いですね。関連判例は結論のみというメリハリのつけ方も、時間がない人には親切だと感じました。 試験対策という実用性だけでなく、日常で見かける法律問題について「ああ、こういう判例があったんだ」と納得できるのは、一般教養としても役に立っています。会社員生活も41年近くになると、労働法や契約に関する知識があると本当に助かる場面が増えますから。 試験受験者はもちろん、法律への理解を深めたい社会人にもおすすめできる一冊です。
2026年07月25日
中国BLファンタジーの傑作『天官賜福』、ついに完結しました。第6巻は本当に素敵な終わり方で、読み終わった後しばらく余韻に浸ってしまいました。 墨香銅臭さんの世界観の描き方は本当に素晴らしくて、複雑な登場人物たちの関係性がきちんと整理されていく快感といったら。途中長編だからこそ絡み合った糸がほどけていく過程がとても丁寧に描かれていて、読んでいて「ああ、だからあの時こんなことが…」という発見の連続です。 特装版の豪華グッズ6点も嬉しい。毎日仕事で疲れているので、こういった推し活できるアイテムが手元にあるだけで気持ちが上がります。デスクの片隅に飾って、時々眺めるだけで癒される感じ。 全巻通して投資する価値のあるシリーズだと思います。仕事の合間の読書時間で、この美しく壮大なファンタジーの世界に浸ることができて本当によかった。心が満たされる読書体験をありがとうございました。
2026年07月18日
実は我が家の猫ちゃんとの関係がここ数年ぎくしゃくしていて、なんとか改善したくて手に取った一冊です。予想以上に面白かった! ネコがイヌと全然違う動物だということ、改めて理解できました。野生の祖先とほぼ同じ遺伝子を持ったまま人間社会に溶け込んでるなんて、考えてみるとすごく不思議ですよね。だからこそ独立心が強いし、気ままに見えるわけか、と納得。仕事のストレスで家に帰った時、猫が無視してても以前ほど腹が立たなくなりました(笑)。 科学的な視点で書かれているから説得力があるし、でも難しすぎず読みやすいんです。ネコの歴史の話も興味深くて、こんなに身近な動物のこと、実は知らなかったんだなと感じさせられます。 うちの猫との接し方も変わってきたし、何より「ネコ側の気持ち」で物事を考えるようになりました。気軽に読めるのに、ペットとの関係を深く考え直すきっかけをくれる、いい本だと思います。
2026年07月10日
最近、仕事のストレスで気持ちが沈みがちだった時期に手に取った一冊です。正直なところ、タイトルから「ちょっとスピリチュアルすぎるかな?」と思っていたんですが、読んでみると意外と実用的で驚きました。 食事や睡眠、住まいの整え方といった日常生活の具体的なテクニックから始まるので、すぐに実践できるのが良いですね。41歳にもなると、人生経験も増えて、著者が言う「出来事をどう受け止めるか」という視点がすごく腑に落ちるんです。 特に印象的だったのは、幸せというのは劇的な変化じゃなくて、小さな一歩の積み重ねなんだという考え方。毎日忙しく過ごしていると、つい大きな成功ばかり目指してしまうけれど、この本を読んでから、朝の気分を少し変えるとか、週末に部屋を整えるとか、そういう小さなことを意識するようになりました。 不安な時代だからこそ、読んで心が少し軽くなる良い本です。仕事が忙しい人こそ、気軽に手に取って欲しい一冊ですよ。
2026年07月09日
最近、仕事がマンネリ化していて、なんだかモヤモヤしていたところでこの本に出会いました。タイトルの「このままでいいのか?」という問い掛けがドンピシャで、思わず手に取ってしまいました。 著者の視点が本当に実用的で、難しい理論ではなく、日常で実行できる習慣術が惜しみなく紹介されています。特に「毎日1%だけ行動量を増やす」という考え方が気に入りました。大きな変化を求めがちですが、こういう小さな積み重ねの方が現実的で続けやすいんですよね。41歳になると、大改革より確実な改善の方が心に響きます。 読んでいて感じたのは、この本が押し付けがましくないということ。人生を変えろ!というような激烈さではなく、優しく背中を押してくれる感じ。仕事と人生の向き合い方について改めて考えるきっかけになりました。忙しい会社員だからこそ、この本の実践的なアプローチは本当にありがたいです。気軽に読めるのに、じんわり心に残る一冊でした。
2026年07月05日
話題作ということで手に取ってみました。監禁されたヒロイン・アレックスの秘められた計画が明かされていく、というあらすじに、ページをめくる手が止まりませんでした。 確かに物語の展開には意外性があり、予想外の方向へ進んでいきます。ただ、正直なところ、その「驚き」が必ずしも心に深く響くものではありませんでした。仕掛けは巧みなのですが、キャラクターの心情描写があと一歩足りず、登場人物たちとの距離が縮まらないというか。会社の疲れを取るために寝る前に読むには十分ですが、この本を読みたくてわざわざ時間を作りたい、という強い衝動までは感じられませんでした。 ベストセラーになるだけの仕掛けの面白さは間違いなくあります。ただ、サスペンス好きの人にとっては傑作でも、私のような気軽な読み手にはちょうどいい、という感じの一冊でした。
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