洋子の本棚
魔入りました!入間くん 50

魔入りました!入間くん 50

西修 秋田書店 2026年9月8日

感想

子どもたちに勧められて読み始めた「魔入りました!入間くん」シリーズも、ついに50巻目に到達してしまいました。これまで以上に物語が複雑に絡み合い、単なるコメディ作品では済まされない深さが増してきているのを感じます。 今巻は、これまでの伏線が一気に回収される重要な局面。人間とも悪魔とも異なるアメリの出産という、予想外の展開に驚きました。キャラクター達の葛藤や選択が真摯に描かれており、作者の物語構成力の確かさが伝わってきます。 漫画というメディアの枠を超えた情動表現も素晴らしく、思わず何度も読み返してしまいました。子どもから大人まで楽しめる娯楽作品でありながら、人間関係や運命についての問いかけが散りばめられているところが、この作品の本当の魅力だと思います。 新章への入口も気になり、続きを早く読みたくなる構成。安定した面白さを保ちながらも、新しい挑戦を試みようとする姿勢が感じられ、長編シリーズだからこそできる表現があるのだと改めて認識させられました。

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