洋子の本棚
容赦のない猫たちに今日も絡まれています

容赦のない猫たちに今日も絡まれています

やーこ KADOKAWA 2026年4月28日

感想

SNSで話題の猫エッセイだからと期待を込めて手に取りましたが、正直なところ期待と現実のギャップに戸惑ってしまいました。 著者のやーこ節と呼ばれるユニークな文体は確かに存在していて、猫たちのキャラクターも魅力的です。ただ、本書は「エッセイ」というより「フォトエッセイ」に近く、可愛らしい猫の写真と短編的な文章の組み合わせという構成になっています。主婦である私としては、猫の飼育知識や生活の知恵がもっと深掘りされていることを期待していました。 また、SNSで既に目にしている内容が多く含まれており、書き下ろし部分との温度差を感じます。フルカラー印刷は確かに美しいのですが、内容の深さという点では物足りなさが残ります。笑いを求める方には十分楽しめる一冊だと思いますが、人文・思想書を多く読む身としては、もう一段階の奥行きがあれば満足度が違ったのではないかと思います。

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