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彼女、お借りします(45)

彼女、お借りします(45)

宮島 礼吏 講談社 2026年4月16日

感想

正直なところ、このシリーズをここまで読み続けるとは思いませんでした。45巻という長編漫画は、人文書ばかり読んでいる身にはやや意外な選択です。しかし、この巻を手にしてみて、その判断は間違っていなかったと感じます。 キャラクター達の心理描写が段々と深まっていき、単なるラブコメディの枠を超えた人間関係の複雑さが浮き彫りになってきました。長く続く作品だからこそ成立する、積み重ねられた信頼感と感情の厚みがあります。 構成も秀逸で、物語が先へ進みながらも、各登場人物の内面がしっかり掘り下げられている。これは実は相当な技術が必要な表現手法で、マンガという視覚的メディアの中で、文字以上に感情が伝わってくるのです。 評価の高さには理由があるんだと改めて認識させられました。娯楽作品だけでなく、創作としての精度を問う価値も十分にあります。続きが気になる仕上がりでした。

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