グレタ・ニンプ
小学館 | 2026/01/27
みんなの感想
SNSで話題になってるって見かけて、つい手に取っちゃいました。綿矢りささんの初コメディ小説ということで、どんなことになってるのか気になってたんです。 開いてみたら…もう最高でした!妊婦が主人公なんですけど、この子のぶっきらぼうで生々しい独白がひたすら面白い。妊娠・出産に対する社会的プレッシャーとか、女性のキャリアのモヤモヤとか、そういう重いテーマを扱ってるのに、笑いがぶちかましてくる。この塩梅が本当に秀逸です。 綿矢さんの作風って、これまで繊細で息苦しい空気感が特徴だと思ってたんですけど、今作はぶっ飛んでます。登場人物たちのやり取りも個性的だし、テンポも良くて、ページをめくる手が止まりません。社会的な問題を指摘しつつも、押し付けがましくなくて、純粋に読んでて楽しい。 大学生の今だからこそ、こういう作品に出会えるのはいいタイミングだなって思います。気軽に楽しみながらも、いろいろ考えさせられる。そんな一冊です。
SNSで話題になっていたので、つい手に取ってしまいました。綿矢りささんの初のコメディ小説ということで期待も大きかったのですが、正直なところ、私の好みには合いませんでした。 妊婦の主人公が叫びまくるというコンセプト自体は新しいと思うのですが、ページを重ねるごとに同じようなノリの繰り返しに感じてしまい、途中から退屈してしまったんです。若い読者には受けるのかもしれませんが、私の年代には、もう少し奥行きのある物語や、考えさせられる要素がほしかった。 綿矢さんの描写力や思考の深さは『インストール』の頃から好きだったので、その魅力が生かされていない点が残念でした。話題性だけで読むと、ちょっと期待外れになってしまうかもしれません。若い世代には面白いのかな、と思いつつも、私にとっては今一つでした。
孫の勧めで手に取った本なんですが、これがもう大変!綿矢りささんという作家さん、こんなにぶっ飛んだ小説を書くんですね。妊婦が主人公だなんて聞いた時は正直どうなることかと思いました。 ところが読み始めたら止まりません。妊娠中の女性の本音が、ここまで直球で、ここまで面白おかしく描かれるなんて。社会的な重圧だの、体の変化だの、そういった複雑な感情が笑いに変わっていく。登場人物たちのやり取りも秀逸で、ページをめくる手が止まりませんでした。 この歳になると、若い世代の考え方をなかなか理解できないこともありますが、この本を読んでいると、なるほどそういう葛藤があるんだなと改めて気付かされます。難しい話じゃなくて、コメディとして楽しみながら、いろんなことが見えてくる。それが良いんです。 もう何十年も本を読んでいますが、こういう新しい感覚の小説に出会えるのは嬉しい。おすすめですよ。
綿矢りさが初めてコメディに挑戦したと聞いて、正直ちょっと意外だったんですよ。これまでの彼女の作品って、どちらかというと深刻なテーマを扱うイメージだったから。でも読んでみたら、これが面白い。妊婦という設定を使いながら、ここまで大胆に、ぶっ飛んだ表現で笑わせてくるとは。 本当に唸るほどの迫力です。キャラクターの怒号や本音が、もう容赦なく飛び出してくるんですよ。社会の矛盾、女性の立場、人生設計の葛藤——こういった重いテーマを、こんなに明るく、時には下品なくらいにぶっちゃけるやり方は新鮮。笑いながら考えさせられる、そういう化学反応が起きます。 自営業だからこそ、人生設計の難しさとか、働くことと人生との関係について考えることが多いんですが、この本はそういう現実的な問題を、ユーモアで包んで投げかけてくる。ページをめくるたびに「え、ここまで言うの?」という驚きと喜びがありました。SNSで話題になるのも納得ですね。久しぶりに、小説の新しい楽しみ方を教えてもらった気がします。