みいの本棚
感想

ガリレオシリーズの最新作と聞いて、すぐに図書館に予約を入れてしまいました。東野圭吾さんの長編は、いつも予想外の展開が待っているので、期待値も高かったのですが、今回も期待を裏切りませんでしたね。 物語は科学的なトリックと人間ドラマが見事に絡み合っていて、読みながら「あ、そうか」と膝を打つ瞬間が何度もありました。湯川学の冷徹な思考と、彼を取り巻く登場人物たちの感情の揺らぎのバランスが特に素晴らしい。40代になると、単なる謎解きだけでなく、キャラクターの人生観や判断の葛藤に心がしっかり掴まれるようになったんだと改めて感じます。 ただ、長編ということもあってボリュームは相当あるので、少し時間はかかりました。でも、その時間をかけるだけの価値がある作品です。シリーズ通して読んでいる方なら間違いなく満足できるはず。話題作として推しても良い一冊だと思います。

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