みいの本棚
感想

話題の児童文学作品ということで手に取ってみました。正直なところ、子どもの頃に読んだ不思議な世界へのファンタジーを、大人になって再び体験できるような素敵な一冊です。 主人公の視点から描かれる現実と幻想の境界線が、とても巧妙に描き出されていて、読んでいるうちに私も一緒にその不思議な世界に引き込まれていくような感覚を覚えました。黄色いタンポポとウサギという設定も、シンプルながら心がときめく美しさがあります。 小学5年生向けという設定ですが、むしろ大人が読むからこそ感じられる深さがあるように思います。子ども時代に失った何かを思い出させてくれるような、そんな温かみがある作品です。最近の児童文学の傾向をチェックしたいという気持ちもありましたが、期待以上の素敵な出会いになりました。お子さんがいるご家庭で一緒に読むのも良さそうですし、大人こそ味わう価値のある物語だと感じます。

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