yocciの本棚
感想

芥川賞受賞作ということで、ちょっと背伸びして読んでみたんですけど…正直なところ、期待と現実のギャップを感じちゃいました。 身体改造とか、ちょっと危ない世界観は確かに引き込まれるんです。主人公ルイの心理描写も細かくて、ここまで執着できる人間ってすごいなって思う。でも読み進めていくと、同じような心理の揺らぎの繰り返しに感じられて、途中からちょっと単調に感じちゃったんですよね。 漫画やラノベのほうが、こういう独特の世界観を短くコンパクトにまとめてくれるから好きなのかなって、改めて気づかされました。文学作品ですごく深い…というわけではなく、かといって娯楽小説として軽くも読めない、みたいな微妙なポジションにある作品だった印象です。 その時の気分次第では評価も変わりそうですが、今の自分には「可もなく不可もなく」という感じ。賞を取った作品だから読む価値はあると思いますけど、万人にはオススメしにくいかな。