夜読み派の本棚
異世界のんびり農家 16

異世界のんびり農家 16

剣 康之 / 内藤 騎之介 / やすも KADOKAWA 2026年3月6日

感想

長く続いている人気シリーズだからこそ、今巻に少し物足りなさを感じてしまいました。天空の城の登場で新しい展開が期待できるかと思ったのですが、予想外の方向へ進むという触れ込みの割には、ストーリーの流れが既視感のある流れに感じられて。 16巻まで来ると、おなじみのキャラたちと村の日常がメインになるのは自然なことかもしれませんが、今回は敵対者の正体や目的がいまいち魅力的に描けていない印象です。新たなトラブルも、単なる外的な脅威というより、もっと複雑な人間ドラマが絡んでほしかった。 もちろん、のんびりとしたファンタジー世界観は相変わらず心地良いし、画力も安定しています。でも長く追いかけてくれている読者としては、もう一段階の深さや新鮮さを求めてしまいます。シリーズの勢いが少し落ちたのかな、というのが正直なところですね。次巻に期待したいです。

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