夜読み派の本棚
キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

小路 幸也 集英社 2026年4月17日

感想

東京バンドワゴンシリーズは話題だから読んでみたんですが、正直なところ期待値と現実のギャップがありました。第19弾ということで、シリーズの流れに乗っている人にはたまらない一冊なんだと思います。堀田家の温かさとか、家族の絆みたいなテーマは素敵だし、キャラクターたちへの愛情も伝わってくる。 ただ、このタイミングで新規で読み始めた私には、ちょっと物足りなさが残ってしまいました。人気アイドルグループが登場したり、新しい施設の準備が進んだりと、イベント盛りだくさんなんですけど、一つ一つの話が浅く感じちゃって。キャラクターたちの内面的な成長や葛藤がもっと欲しかったです。 あと、「LOVE」にあふれた作品というキャッチコピー通りなんですが、その分、ちょっと甘めの展開が続いていて、読んでいて退屈になるシーンもありました。安定した面白さは確実にあるんですけど、シリーズを追ってきた人じゃない限り、わざわざ手に取る必要はないかな、という感じです。

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