ちーちゃんの本棚
感想

本屋大賞受賞作の続編ということで、前作『汝、星のごとく』を読んだ後にすぐ手にしました。正直、続編ってときどき蛇足になることもあるけど、この作品はそんなことはなかったです。 前作では語られなかった部分を掘り下げていく構成が上手くて、各キャラクターの内面がより立体的に見えてくる感じ。特に「星を編む」の編集者たちの物語は、出版業界に関わる人たちの熱さが伝わってきて、思わず引き込まれちゃいました。自分も大学で勉強しながら色々模索している身だから、才能と向き合う描き方がすごく胸に落ちた。 章ごとに視点が変わるから、同じ世界でも違う角度から見える面白さがあります。最初から最後まで優しさが溢れているんだけど、どこか切実な想いも感じられて、読み終わったあとにじんわり余韻が残る。気軽に読めるんだけど、読んだあとに「あ、幸せって何だろう」って考えさせられる。そういう深さが好きです。