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キュレーションの時代

キュレーションの時代

佐々木俊尚 筑摩書房 2011年2月1日

感想

SNS時代について理解を深めたくて手に取った一冊です。2010年代初頭のソーシャルメディアの急速な台頭を分析した著作で、当時としては確かに新しい視点が提示されていたんだろうと思います。 ただ、現在の時点で読むとちょっと難しいところがあります。Twitter、Facebook、Foursquareといったプラットフォームの説明に多くのページが割かれているんですが、すでにサービスの姿は大きく変わってしまっています。また「一億総キュレーション」という概念も、当時は革新的だったのかもしれませんが、今読むと若干ピンと来ない部分があります。 書き方は分かりやすく、新書というフォーマットも読みやすいのは良かった。ただしマスメディアの衰退とソーシャル化という大きなテーマの割には、掘り下げがやや浅めに感じました。当時のSNSトレンドを追う資料としては価値がありますが、情報社会そのものを深く理解したいなら、別の本も併読した方がいいかもしれません。 慎重に本を選ぶ方なら、期待値を適度に調整して読むことをお勧めします。

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