本と珈琲の本棚
新・人間革命(第25巻)

新・人間革命(第25巻)

池田大作 聖教新聞社 2015年9月1日

感想

第25巻まで来ると、やはりこのシリーズの深さがよく伝わってくる。毎月少しずつ読み進めるのが習慣になっているが、この巻も期待を裏切らない内容だった。 人生の様々な局面で直面する葛藤や困難に対して、どう向き合うべきか。登場人物たちの対話を通じて、そうした問いかけが優しく、時には力強く語られていく。特に印象的だったのは、年を重ねることの意味について考えさせられたこと。60歳を過ぎた自分にとって、なんだか他人事ではない気がした。 文庫本というのもいい。重くならず、通勤の行き帰りや休みの日にさっと手に取れる。一気読みできる軽快さもあるけれど、じっくり考えながら読む余裕も生まれる。そういう気軽さの中に、実は深い思想が息づいているのがこのシリーズの魅力だと思う。 長く続く作品だからこそ、新しく読み始める人にも、我々のような継続して読んでいる者にも、それぞれに響くものがある。そんな懐の深さが好きだ。次の巻も楽しみにしている。

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