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あぁ、だから一人はいやなんだ。4

あぁ、だから一人はいやなんだ。4

いとうあさこ 幻冬舎 2026年3月5日

感想

管理職という職業柄、毎日がやたらと堅い判断と責任の連続だ。そんな時、この本に出会った。あさこという著者の何気ない日常の失敗や奇想天外な出来事が、これほどまでに愛おしく感じるとは。 吊り橋の恐怖、入院生活での小さな頼みの綱、懐かしい友との再会、台湾での虫刺されの惨状――どれも「あるある」と笑える話なのに、なぜかぐっと心に響く。特に「94キロの男を肩に乗せるという才能」という衝撃の結末には、思わず笑ってしまった。これは人生とは何か、という深刻な問いへの、最高の答え方だと思う。 著者の視点は上から目線ではなく、常に自分自身にユーモアを向けている。その姿勢が素敵なのだ。年を重ねると、人生を重く受け止めすぎるようになるが、こういう本を読むと「あ、もっと気軽でいいんだ」と思い出させてくれる。疲れた時、笑いが必要な時、そして人間の本質を優しく肯定してくれるような一冊が欲しい時――そんな時はこの本を手にしたい。