lit_logの本棚
noteの始め方ー言葉で世界とつながる!

noteの始め方ー言葉で世界とつながる!

末吉宏臣 きずな出版 2026年1月26日

感想

SNSで発信することの疲れについて、これほど丁寧に向き合った本は珍しい。TwitterやInstagramで「いいね」を意識して言葉を削ぎ落とすことの虚しさ——それを見事に言語化している。 フリーランスとして自分の仕事を発信する機会が増えた身からすると、この本の指摘は痛烈だ。速度や反応性を優先する現代のSNSは、本来の「書く喜び」を奪ってしまう。その代替案として提示されるnoteというプラットフォームの可能性は、非常に説得力がある。 ただし実務的には、もう少し具体的な運用方法やコミュニティの作り方についての掘り下げがあればなお良かった。書き手としての心持ちの大切さは十分に伝わるが、実際に始める際の現実的なガイダンスは限定的だと感じた。 それでも、書くことに疲れた人間——特に何か表現したい欲求を持ちながらも、SNSの論理に疲弊している人には強い味方になる一冊だろう。思想書を読む習慣のある者として、この本が提示する「本当の言葉」への回帰というテーマは、今の時代において本質的で重要だと判断する。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ