lit_logの本棚
林陵平のサッカー観戦術 2(1099)

林陵平のサッカー観戦術 2(1099)

林 陵平 平凡社 2026年2月17日

感想

サッカー観戦の楽しみ方が根本的に変わった。第1弾から数年、戦術用語や分析フレームワークがより洗練された形で整理されているのが素晴らしい。 林陵平氏の強みは、難解な戦術概念を単なる知識ではなく「観る視点」に変換することだ。「再現性」「修正力」といった10のキーワードは、試合中のどの瞬間に注目すれば良いのかを明確に示してくれる。これまで漠然と眺めていたプレーが、戦略的意思決定の積み重ねとして見えるようになった。 2026年W杯の有力国分析も、単なる予想ではなく各代表の「現在地」を把握するために有用だ。戦術トレンドの変化を追いながら、どの国がそれにいち早く適応したのかを読み解く作業は、フリーランスの私にとって仕事以外の貴重な知的興奮になっている。 新書というコンパクトな装いながら、内容は濃密で何度も読み返したくなる。サッカーファンにとどまらず、戦術思考そのものに興味のある人にも推奨できる傑作。待望の第2弾は期待を裏切らない出来栄えだ。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ