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磯崎新+篠山紀信建築行脚(8)

磯崎新+篠山紀信建築行脚(8)

磯崎新 / 篠山紀信 六耀社 1980年12月1日

感想

建築家・磯崎新と写真家・篠山紀信の組み合わせに惹かれて手にした一冊だ。このシリーズを追いかけている読者として、今回も期待を裏切らない充実した内容に満足している。 篠山の鮮烈な写真眼で捉えられた建築の数々は、単なる建造物の記録に留まらない。磯崎による考察と篠山のビジュアル表現が相互に作用し、建築という三次元の存在をどう二次元で伝えるかという根本的な問題に直面させてくれる。 フリーランスという立場で様々なプロジェクトを見てきた経験から言えば、建築思想と表現方法の関係性は、あらゆる創作活動に共通する本質的なテーマだ。この本を通じて改めてそれを認識させられた。 構成や装丁も含め、六耀社の版元としての矜持が感じられる。建築に興味のある人はもちろん、デザインと思想の関係を考える全ての人にとって、繰り返し参照する価値のある作品だと確信している。

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