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新装版 デルフィニア戦記

新装版 デルフィニア戦記

茅田砂胡 中央公論新社 2026年1月22日

感想

新装版ということで、装画に惹かれて手に取ってみました。確かに読み始めるとページがどんどん進んで、一気読みしてしまうほどの勢いがあります。王座奪還という王道ファンタジーのストーリー設定も好みです。 ただ、正直なところ、期待値が高かった分、やや物足りなさを感じてしまいました。キャラクター造形は魅力的なのですが、登場人物たちの掘り下げがもう少し欲しかったというのが率直な感想です。特に謎の少女・リィのキャラクターについて、もっと背景や内面を知りたいと思いながら読んでいました。 戦闘シーンの描写は迫力がありますし、冒険ものとしてのワクワク感も十分あります。ただ、累計350万部超という触れ込みの割には、ストーリーの新鮮味という点で「これはすごい」と驚くような仕掛けに欠けている気がしました。 気軽に楽しむファンタジーとしては及第点ですが、この先どこまで物語が広がっていくのか、次巻への期待感は半々というところです。面白いのは確かですが、自分の中では「またすぐ手に取りたい」というほどではありませんでした。

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