あーちゃんの本棚
ラミジ艦長物語(20)

ラミジ艦長物語(20)

ダドリー・ポープ 至誠堂 1986年5月1日

感想

シリーズの20巻目ということで、ここまで続く作品はなかなかないものですね。この長く続く物語の世界観がしっかり保たれていることに、まず感心しました。 ラミジ艦長のキャラクターの成長と、周囲の人物たちとの関係の変化が丁寧に描かれています。管理職として働く身としては、艦長の判断や葛藤にもどこか共感する部分があり、仕事の合間に読むとリセット効果があるというか、別の世界に身を置く心地よさが味わえました。 今巻では新しい展開も織り込まれていて、長く愛読している方にとっても、ここからどう展開するのかという興味がそそられる終わり方をしています。娯楽小説としての面白さをしっかり保ちながらも、人間ドラマの深さが増しているのが、このシリーズが20巻も続いている理由なんだろうなと感じます。 忙しい日常の中でも気軽に手に取れて、それでいて充実した読書時間が過ごせる。そんな一冊でした。

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