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君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

住野よる 双葉社 2015年6月1日

感想

慎重に選んだ一冊でしたが、期待以上の感動をもらいました。 タイトルのインパクトに最初は戸惑いましたが、読み進めるうちにその真意が見えてくる。高校生の少年が、クラスメイトの秘密の日記を拾うことから始まるこの物語は、単なる恋愛譚ではなく、人生そのものについて深く考えさせられる作品です。 著者の表現力に驚きました。限られた視点から描かれているはずなのに、登場人物たちの心情がリアルに伝わってくる。若い時代の物語ですが、64歳の私でも、人生の重みや覚悟について改めて考えるきっかけになりました。 ラストの展開は予想できず、読み終わった後も深い余韻が残ります。ページをめくる手が止められず、一気読みしてしまったのは久しぶりです。 世評の高さも納得できる傑作だと感じます。迷っている方がいたら、ぜひお勧めしたい。心が温かくなり、同時に切なくなる、そんな素敵な体験ができる本です。

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