yomuzoの本棚
汝、星のごとく

汝、星のごとく

凪良 ゆう 講談社 2025年7月15日

感想

本屋大賞受賞作ということで、期待を持って手に取りました。確かに瀬戸内の風景描写は美しく、二人の心理描写も細かいのですが、正直なところ、物語全体としては引っかかる部分が多くありました。 若い世代向けには響く作品なのかもしれませんが、48年生きてきた身からすると、この「切ない運命」とされるものが、やや自閉的で過度にドラマティックに感じられてしまいました。二人の関係性の葛藤は理解できるものの、その解決や展開の過程で納得しきれない部分があり、読み進めるのに少々時間がかかってしまいました。 文庫本として手軽に読める形式は良いのですが、フリーランスとして様々な人間関係を経験してきた立場からすると、もう少し複雑な人間模様や現実的な視点があれば、より深く共感できたのではと感じます。話題作としての価値は認めますが、万人向けではないというのが正直な感想です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ