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CHICKEN SOUP FOR THE SOUL(A)

CHICKEN SOUP FOR THE SOUL(A)

JACK / HANSEN CANFIELD, MARK V.(HEALTH C) SIMON & SCHUSTER USA 2012年1月1日

感想

新社会人として仕事の疲れが溜まる中、話題の自己啓発書を手に取ってみました。101の感動的なストーリーという触れ込みに期待していたのですが、実際に読んでみると意外と平坦な印象を受けました。 確かに、各エピソードは素朴な感動を提供してくれます。人間関係の大切さや勇気についての話など、いくつかは心に残るものもあります。ただし、次々と登場する短編集の性質上、深掘りが不足しているんです。読んでいて「いい話だな」と思っても、その後の思考へつながる余韻がない。 また、個人的には海外の著作ということもあり、文化的背景の違いか、日本人の感覚とは微妙にズレている部分も感じられました。翻訳ものだからこそ、その距離感がより目立つのかもしれません。 新社会人向けの自己啓発本として見ると、読みやすくアクセスしやすいのは評価できます。ただし、人文思想書を中心に読んできた身としては、もっと知的興奮や深い思考を促す作品を求めていたかな、というのが正直な感想です。悪い本ではありませんが、期待値ほどの収穫は得られませんでした。

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