CHICKEN SOUP FOR THE SOUL(A)
SIMON & SCHUSTER USA | 2012/01/01
みんなの感想
有名なシリーズの原書版ということで、原文がどのような味わいなのか試しに読んでみました。100を超えるショートストーリーの集合体で、各話は数分で読み終わるほどコンパクト。手軽に拾い読みできる点は確かに魅力的です。 ただ、正直なところ期待と現実のギャップを感じました。自己啓発書として世界中で愛読されているだけあって、メッセージ性は明確。人間関係の大切さ、家族への思い、逆境からの立ち直りといったテーマが一貫しており、編集の意図は理解できます。 しかし、自営業で長年いろいろな経験を積んできた身からすると、ストーリーの深掘りがもう一歩足りないように感じました。感動的な場面として提示されていることでも、「ああ、こういうことか」と飛び越えてしまう。各話が短編だからこその限界かもしれません。 ビジネス本や思想書と比べると、読んだ後に考えさせられることは少なめ。気軽に心がほぐれる読み物としては及第点ですが、何度も読み返したいとは思いませんでした。通勤時間や寝る前の数分間に読む、そういった使い方には適していそうです。
新社会人として仕事の疲れが溜まる中、話題の自己啓発書を手に取ってみました。101の感動的なストーリーという触れ込みに期待していたのですが、実際に読んでみると意外と平坦な印象を受けました。 確かに、各エピソードは素朴な感動を提供してくれます。人間関係の大切さや勇気についての話など、いくつかは心に残るものもあります。ただし、次々と登場する短編集の性質上、深掘りが不足しているんです。読んでいて「いい話だな」と思っても、その後の思考へつながる余韻がない。 また、個人的には海外の著作ということもあり、文化的背景の違いか、日本人の感覚とは微妙にズレている部分も感じられました。翻訳ものだからこそ、その距離感がより目立つのかもしれません。 新社会人向けの自己啓発本として見ると、読みやすくアクセスしやすいのは評価できます。ただし、人文思想書を中心に読んできた身としては、もっと知的興奮や深い思考を促す作品を求めていたかな、というのが正直な感想です。悪い本ではありませんが、期待値ほどの収穫は得られませんでした。
原書で手に取ってみた。邦訳版は以前から話に聞いていたが、英文で読むことで、著者たちが意図した語呂合わせやニュアンスがより鮮明に伝わってくるだろうという期待があった。 実際に読んでみると、101編のストーリーはいずれも簡潔でありながら、人間関係や人生の転機について深く考えさせられる構成になっている。フリーランスという立場で長年自分のペースで仕事を続けてきた身としては、特に人とのつながりや共感の大切さを改めて認識させられた。 ただし、自己啓発書というカテゴリーで捉えると、幾分娯楽的・エンタテインメント性に寄った側面は否めない。1億3千万部という売上は、その普遍的な価値を証明しているものの、批評的読書家としては「なぜこれほどまでに世界的に受け入れられたのか」という構造的な理解をもっと深掘りしたくなる。 それでも、疲弊した心身をリセットする効用という点では、実用的価値がある。人文思想書を常食とする読者にとっても、時には気晴らしの一冊として価値があるだろう。
話題の自己啓発書ということで、慎重に検討したうえで原書を手に取ってみました。しかし正直なところ、期待と現実のギャップは否めません。 101のストーリーが収録されているというのは確かですが、内容の質にばらつきが大きすぎます。心に響く話もありますが、一方で表面的で深みに欠けるものも少なくありません。自己啓発書として機能するには、もっと厳選された話が必要だったのではないでしょうか。 また、1億3千万冊という売上数字に惑わされたのかもしれません。シリーズの成功は理解できますが、この初巻に関しては、私のような50代の読者には物足りなさが残ります。むしろ深みのあるエッセイや人文書を選んだほうが、よほど得るものは大きい気がします。 海外の実用書なだけに、文化的な背景の相違も感じました。自己啓発というジャンルそのものに対する慎重さもありますが、この作品は特に、万人向けを意識した結果、誰の心にも深く届きにくいのではないでしょうか。もう一度読み直す気にはなりません。
海外出張で時間ができたので、何か読みやすい本をと思ってこの本を手に取りました。101のショートストーリー集ということで、短編を気分に応じて読めるのは良いですね。 ただ正直なところ、期待値と実際のギャップがありました。自己啓発書の古典として扱われているだけあって、ポジティブなメッセージ性は強いのですが、エンジニアとして技術書や論理的な内容に慣れた目からすると、やや感情的すぎるというか、浅い印象を受けてしまいました。ストーリー自体は悪くないのですが、一つ一つが短すぎて、読み終わった後に何か心に残るものが少ないんです。 もちろん、人によっては心に響く話があるかもしれません。実際に感動的な話も数篇ありました。ただ、101話全てが等しく有用とは言えず、時間をかけて読む価値があるかは個人差が大きいと思います。気軽に読める本を探している人や、英語の学習教材として考えている人には向いているかもしれませんね。
『こころのチキンスープ』の原書版を手に取ったのは、自己啓発書としての知名度の高さに惹かれたからです。1億3千万冊を超えるベストセラーというのは、どんな本なのか、つい確認したくなってしまいます。 101のストーリーが収録されているだけあって、読み始めると次々と異なる人生ドラマが展開されます。親子の絆、失われた友情の再生、人生の転機など、テーマは多様で、どれかには必ず心が動かされるものが見つかるような構成になっています。 ただ、正直なところ、想像していたほどの深い感動には至りませんでした。各ストーリーは短編で、わかりやすく教訓的にまとめられているため、読みやすい反面、人によっては説教的に感じるかもしれません。個々のエピソードの質にはばらつきがあり、いくつかは心に残りましたが、すべてが同じレベルで感動的とは言えません。 実用的な自己啓発書というより、道徳的な「気づき」を提供する本という位置づけが正確だと思います。人生で迷った時の道標として、あるいは心を和ませたい時に開く本としては有用ですが、深い思考を求める読者には物足りないかもしれません。