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わが涙よわが歌となれ

わが涙よわが歌となれ

原崎百子 / 原崎清 新教出版社 1979年3月1日

感想

人生の重みを感じさせる一冊です。組織運営の傍ら、人文書を読み込む中で本書に出会いましたが、個人の内面世界と社会的使命の葛藤を描いた作品として、深い思索の材料となりました。 著者の視点は非常に繊細で、一見地味な日常の中に隠された精神的な問題へ光を当てています。管理職として多くの判断を迫られる立場にある身として、個人の信念と組織の論理のズレについて改めて考えさせられました。文体は静謐ながらも力強く、読み進むにつれ内省の深さに引き込まれます。 ただし、抽象的な概念が連なる箇所があり、急いで読むには向かない。夜間に、十分な集中力を持って向き合うべき作品です。評価の高い理由が腑に落ちる、質の高い人文的思考の結晶。管理職として人間関係や判断に悩む人には、特に一度は手にしていただきたい一冊だと思います。

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