ひろの本棚
ハケンアニメ!

ハケンアニメ!

辻村 深月 マガジンハウス 2017年9月6日

感想

社会人になって初めて選んだ本がこれでした。漫画ばっかり読んできた自分ですが、映画化も話題だったし、業界の裏側を描いた作品ということで興味を持ちました。 実際に読んでみると、想像以上にページをめくる手が止まりません。アニメ制作の現場がこんなに激動的で、人間ドラマに満ちているとは思いませんでした。監督、プロデューサー、声優、アニメーターといろんな立場のキャラが登場するんですが、みんなそれぞれ「なぜこの仕事をやってるのか」という問いを抱えながら必死に仕事してるんです。そういう葛藤や情熱が伝わってくるのが良い。 辻村深月の筆力だからか、テンポよく読める割に深い内容になってます。新社会人の自分にとっても、「仕事って何か」を考えさせられる部分が多かった。完全に業界知識がなくても十分楽しめますし、むしろエンタメとしても優れてますね。文庫版で手軽に読めるのも良かった。仕事に疲れた時の気分転換に、またこの本に戻りたくなるような作品です。

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