三姉妹の真ん中はモブでいたい

三姉妹の真ん中はモブでいたい

青黄赤 / ぽぽるちゃ

出版社:Jパブリッシング 出版年月日:2026/02/27

Jパブリッシング | 2026/02/27

3.00
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

最近の流行りものをと思って手に取った一冊です。この類のファンタジー小説は、昨今の若者向けとでも申しましょうか、なろう系と呼ばれる作品から書籍化されたものですね。 読んでみると、次女が主人公という珍しい設定で、姉妹間のいざこざを避けながら自分の道を切り開こうとする姿勢は悪くない。冒険者ギルドで働きながら家を出るための資金を貯めるという現実的な目標も親近感が持てます。昔の小説とは違う、若い世代の価値観がよく表れているのだと感じました。 ただ申し上げると、お話としては目新しさにやや欠けるというのが正直な感想です。王子たちが主人公に好意を寄せるくだりも、ありがちな展開と言えばそれまで。加筆されたとのことですが、もう少し深みがあってもよろしかったのではないかと。 まあ、退屈しのぎにはなりました。話題の作品を確認しておくという意味では読む価値はあるでしょう。若い読者向けとしては楽しい作品かもしれませんね。

感想

話題の「小説家になろう」作品ということで、興味を持って手に取りました。三姉妹の次女が、王妃争いから身を引いて自分らしい人生を歩もうとする——という基本設定は魅力的です。 ただ、実際に読んでみると、なんとなく物足りない印象を拭えません。主人公ミスティーナの慎重さと自由を求める姿勢は共感できる部分もあるのですが、ストーリーの展開がやや予測可能というか、ラノベらしい王道展開の域を出ていない感じがしました。双子の王子が理由もなく関心を寄せてくる場面も、「ここは盛り上げどころなんだろうな」と読み手の予想通りに進む印象です。 キャラクターも個性的に描かれているとは言い難く、特に姉妹の関係性ももう少し掘り下げられると良かったのに、と思います。加筆版ということなので期待していたのですが、その点での改善は実感できませんでした。 39歳の身としては、「そこそこ楽しめるが、わざわざお金を出して買う必要があったか」と問われると、ちょっと考えてしまいます。時間に余裕があれば読む価値はありますが、積極的には勧めづらい作品です。

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