第2図書係補佐

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又吉直樹

出版社:幻冬舎 出版年月日:2011/11/01

幻冬舎 | 2011/11/01

3.67
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

ピース又吉の本が気になって手に取ったんですけど、思ってた以上に深くて引き込まれました。尾崎放哉や太宰治といった作家たちを通して、本人の思考や人生観が浮かび上がってくるような構成が素晴らしい。単なる読書エッセイじゃなくて、文学作品との向き合い方を通じた自己表現になってるんですよね。 特に印象的だったのは、古典作品に対する深い読み込みと、その上での個人的な解釈のバランスです。又吉がどういう視点で作品を捉えてるのか、その思考プロセスが丁寧に示されていて、自分の読書にも影響を与えてくれた感じがします。お笑い芸人という肩書きを抜きにしても、真摯な読み手としてのスタンスが貫かれてる。 巻末の中村文則との対談も良かった。同じく文学に真摯に向き合う人同士の会話って、やっぱり質が違うんだなって感じました。人文書をよく読む身としては、こういう本との出会いは本当に大事。これからも又吉の作品や思考に触れていきたいです。

感想

お笑い芸人が本気で文学と向き合うという、一見ちぐはぐな組み合わせに惹かれて手に取りました。 ページを開くと、又吉が尾崎放哉や太宰治といった文豪たちの作品とどう向き合い、何を感じたかが率直に綴られている。特に印象的だったのは、単なる作品紹介ではなく、彼自身の人生経験と重ね合わせながら文学を語る姿勢です。エッセイとしての完成度も高く、各篇が確かな思考と感情を持ちながら組み立てられている。 新社会人として、まだ人生経験が浅い自分にとって、この本は「文学の読み方」の一つの指針になりました。作品の意味を理解することだけでなく、そこから自分は何を受け取り、どう生きるのかを問い続ける姿勢が大切なんだと改めて感じます。 巻末の中村文則との対談も質が高く、文学好きなら必読です。正直なところ、芸人というフィルターを通すことで文学がより身近になった。万人には響かない本かもしれませんが、文学に真摯に向き合う人間ならば確実に心を揺さぶられる一冊だと思います。

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