風の影 (上)

風の影 (上)

カルロス・ルイス・サフォン / 木村 裕美

出版社:集英社 出版年月日:2006/07/25

集英社 | 2006/07/25

3.50
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

世界的なベストセラーということで、期待して手にしてみました。バルセロナの霧の中で少年が出会う本の物語—確かにロマンチックで、物語の作り込みもしっかりしていますね。 ただ、正直なところ、私にはちょっと複雑過ぎたかな、という感じです。次々と出てくる登場人物や、時間軸が前後する展開について行くのに、眼鏡を何度も直してしまいました(笑)。年配の身には、もう少しシンプルなストーリーの方が読みやすいんですよね。 それでも、バルセロナという都市そのものが主人公のように描かれている部分は素敵だと思いました。迷宮のような街並みや、歴史の重みが感じられます。謎解きの面白さもあって、つい続きが気になってしまう。 大人気の理由が分かる作品ではあるんですが、私としては「面白い」というより「よくできた作品だなあ」という印象でしょうか。もう少し肩の力を抜いて読める話も好きなので、今回は普通の評価にしました。でも上巻を読んだからには、下巻も読んでみるつもりです。

感想

レビューで高い評価を見かけることが多かったので、思い切って手に取ってみました。正直なところ、最初は分厚さに少し躊躇しましたが、読み始めると世界観にぐんぐん引き込まれていきました。 戦後のバルセロナが舞台で、少年ダニエルが謎めいた本との出会いから始まる物語。歴史とロマンス、冒険が織り交ぜられていて、ページをめくる手が止まりません。著者の描写力が素晴らしく、霧の中の街並みや古い図書館の雰囲気まで目に浮かぶようです。 人生経験が豊かなほど、この作品の奥深さが味わえるのではないかと感じます。複数の視点から物語が構成されており、登場人物たちの人生模様がしみじみと伝わってくるのです。冒頭から引き込まれる筆力ですが、じっくり味わうべき一冊だと思いました。ボランティア仲間にも勧めたいくらいです。ただ、上巻だけではまだ物語が完結していないため、下巻へと続きます。この先の展開も楽しみです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ