lit_diaryの本棚
異世界で土地を買って農場を作ろう 20

異世界で土地を買って農場を作ろう 20

岡沢六十四 / 村上ゆいち オーバーラップ 2026年2月25日

感想

異世界ファンタジーシリーズの20巻目ということで、手に取ってみました。長く続いているシリーズなので、ある程度の完成度は期待していたのですが、正直なところ少々物足りなさを感じてしまいました。 お茶と和菓子というテーマ自体は興味深いのですが、展開がやや浅薄に感じられます。異世界という設定を生かしながら日本的な文化要素を組み込むというコンセプトは悪くないのですが、その融合の過程で深みが失われているように思います。キャラクターたちの動機付けもやや唐突で、読んでいて納得しきれない部分が散見されました。 また、シリーズを重ねるごとに、商業的な成功の描写ばかりが繰り返される傾向が強まっているのではないでしょうか。経営的な成功は確かに気持ちの良い話ですが、それだけでは小説としての厚みに欠けます。人物描写や葛藤、成長といった要素がもっと丁寧に描かれていれば、より説得力のある物語になったと思われます。 長く続いているシリーズだからこそ、初心を忘れずに、より質の高い執筆を望みます。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ