莉子の本棚
自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

しんめいP サンクチュアリ出版 2024年4月23日

感想

孫が勧めてくれた本なのですが、「東洋哲学」というと難しくて退屈なのではないかと心配していました。ところが、読み始めてみると、これが実に興味深いのです。 著者の独特な視点で、仏教や道教、禅といった東洋の思想が現代人の生きづらさにどう向き合うかが説かれています。「自分」という概念そのものを問い直す内容は、72年生きてきた私にとって新しい視点をくれました。難解に思える哲学を、これほど分かりやすく、時には笑いを交えて解説してくれるのは珍しいことです。 ボランティアの活動を通じて、人生経験が増えるにつれ、心が軽くなることの大切さを感じていました。この本は、その「軽さ」について理論的に教えてくれます。最初は半信半疑でしたが、章を重ねるごとに、著者の論理の一貫性に引き込まれてしまいました。 人生の後半戦を、もう少し気楽に生きるための教養として、多くの同世代に読んでほしいと思います。

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