「あさきゆめみし」の文庫化版、やっと手に入れたので読んでみました。源氏物語の漫画化って聞いてすごく興味があったんです。 ただ、正直に言うと6巻目にもなるとちょっと疲れちゃいました。物語自体は繊細で美しいんだけど、登場人物が本当に多くて、人間関係が複雑に絡み合ってるので、途中で誰が誰だか分からなくなることがしばしば。文庫化されたのは保存用としていいですが、読み進めるなら最初から単行本で追った方が頭に入りやすかったのかな、って思います。 あと、古典を現代にアレンジするのって難しいんだなって感じました。漫画という媒体だからこそ視覚的には分かりやすいはずなのに、古文の世界観を完全には掴みきれないというか。せっかく1600万部売れた作品なので、もっと一気読みしたい!って思わせるような工夫があると良かったかなー。 懐古的には素晴らしい作品ですが、現代の読者が読むにはちょっと工夫が欲しい部分があります。
最近登録された他の本の感想
2026年08月22日
この本、本当に素敵でした。最初は穏やかな回想から始まるのに、ページをめくるにつれて何か不穏な空気が立ち込めていく感覚がたまりません。 キャシーが過ごした施設での思い出が徐々に明かされていく構成が秀逸で、読み進めるにつれて「あれ、何か変だぞ」と気付き始める。その違和感が物語を深く引き込んでくれるんです。三人の友情の描写も丁寧で、キャシーたちがどんな思いで毎日を過ごしていたのか想像しながら読んでしまいました。 SF的な設定はありますが、決して冷たい作品ではなくて、むしろ人間らしさや大切な関係性について深く考えさせられます。特にラスト近くのページは本当に胸が締め付けられて、しばらく手に力が入りませんでした。 重いテーマなのに読みやすくて、でも心に残る—そういう本ってなかなかないと思うんです。文庫版も手に取りやすいし、じっくり味わいたい作品として本当におすすめです。
2026年08月15日
シリアの紛争について、ニュースではよく耳にするけど、実際の人々の生活ってどんなふうなのか想像しにくいじゃないですか。この本はそこを埋めてくれた感じがします。 著者がシリアの家族との関係を通じて描く日常が、すごくリアルで胸に迫ってくる。秘密警察も兵士も、敵と味方という単純な区分ではなく、みんな同じ人間として描かれているところが印象的でした。幸せな家族の思い出と、戦争によって奪われていく現実のコントラストが強くて、読んでて何度も言葉を失いました。 ノンフィクションなのに小説を読むような没入感があるし、でも重すぎるわけじゃなくて、著者の視点を通じて世界の複雑さが自然と入ってくる。大学の勉強だけじゃ理解できない現実を教えてくれる一冊です。もっと多くの人に読んでほしいなって思いました。
2026年08月07日
『屍人荘の殺人』を読んで以来、このシリーズのファンなので、第3弾の『兇人邸の殺人』をすぐに手に取りました。廃墟遊園地という設定からしてすでに怖いのに、そこに建つ奇怪な屋敷「兇人邸」が舞台となると…ドキドキが止まりません。 葉村と比留子の連携プレーは相変わらず秀逸で、ふたりの掛け合いを読んでいるだけで引き込まれます。今作は登場人物が次々と惨殺されていく緊迫感が、前作以上かもしれません。謎解きの爽快感と、サスペンスとしてのスリルが絶妙なバランスで成り立っているのが、このシリーズの魅力だと改めて感じました。 正直なところ、ミステリ要素と恐怖要素のどちらかに振り切ってほしいと感じる瞬間もありましたが、むしろその両立が新しくて面白かったのかもしれません。気軽に読めるミステリとして最高の一冊。巻末の綾辻行人との対談も興味深くて、著者の創作秘話が聞けるのは嬉しい特典でした。次巻も楽しみです!
2026年08月07日
競馬とか競輪って、正直なところ私の生活とは無縁だと思ってました。でもこの本を読んでみたら、公営競技がどんな背景で生まれて、どう変わってきたのかがすごく面白く学べました。 戦後の日本が経済的に困窮していた時代から、高度経済成長期を経て、バブルやその後の低迷期まで、公営競技の歴史って日本の経済そのものなんだなって感じたんです。単なるギャンブルの話じゃなくて、地域経済との結びつきや社会問題との関わりが丁寧に解説されているから、教養書としても読めます。 新書だから気軽に読めるのもいいですね。難しい経済用語もちゃんと説明してくれるから、この分野に詳しくない私でも納得しながら読み進められました。もちろん、競馬や競輪の愛好者さんなら更に深く楽しめるんだと思いますけど、そうじゃない人にも興味深い内容だと思います。日本の産業史をちょっと違う角度から眺めてみたい人にはおすすめですよ。
2026年08月05日
3Dモデリングに興味があって手に取ってみたんですが、正直なところ期待と現実のギャップを感じちゃいました。Autodesk AREAで100万PVというのはすごいなって思ったし、人体モデリングを色分けして学べるというコンセプト自体はいいと思うんです。でも実際に読んでみると、初心者向けっていうわりには専門用語の説明が不十分だったり、チュートリアルの流れが唐突に感じる部分が多くて…。オンラインのコンテンツはスクリーンを見ながら進められるからいいのかもしれないけど、書籍化されたことでそのメリットが活かしきれてない気がしました。図解ももう少し丁寧だったらなあ。完全初心者向けというより、基礎はある程度できてる人向けかな。本格的に学びたい人には物足りないし、気軽に始めたい人には敷居が高い。ちょっと中途半端な感じがしてしまいました。
2026年07月30日
シリーズ3巻目ということで、もう世界観には完全に入り込んでいる状態での読了だったんですけど、今回も期待を裏切らない面白さでした。 Web版から3.7万字も加筆されたということで、読みごたえがあるのは確実だったんですが、その加筆部分が単に分量を増やしているだけじゃなくて、キャラクターの深掘りやストーリーの奥行きを本当に増してるんですよね。崩壊世界というダークな設定の中で、魔法杖職人という職業にこだわる主人公の思いや、周囲の人物たちの複雑な感情が丁寧に描かれていて、引き込まれっぱなしでした。 1・2巻と一緒に累計5万部突破というのも納得。ストーリーもキャラも完成度高いし、何より続きが気になる終わり方で次巻も絶対読みたくなっちゃいます。気軽に読める小説を探してる人にもおすすめだし、シリーズものをがっつり追っかけたい人にも本当にいい選択肢だと思いますよ。
2026年07月21日
タイトルだけで既にツボに入ってしまいました(笑)。装飾魔女のアニスが王都でのバリバリキャリアから一転、田舎でスローライフを目指すというストーリー、めちゃくちゃ面白かったです。 仕事で疲弊してる感じ、恋人の浮気というダブルパンチからの逃げ出し作戦…ちょっと自分の人生とも重なるシーンがあって、思わず笑いながらも考えさせられました。でも気分は全然重くなくて、むしろアニスのポジティブなエネルギーに引っ張られる感じ。 故郷での暮らしの中で出会う師匠の大魔女とか妹弟子とか、個性的なキャラが次々と登場するんですけど、誰もが愛おしくて。花や伝統模様を使った装飾魔術の描写も美しくて、読んでてリラックスできました。仕事の息抜きにぴったりな一冊です。のんびりしているようで、実は結構ドラマも詰まってるバランス感が最高。続きが気になります。
2026年07月19日
最近、心の不調について科学的に理解したいと思って手に取ったんですが、正直なところ期待と現実のギャップがありました。 脳科学的なアプローチという触れ込みは興味深いんですけど、内容が思ったより難しい割に、実生活に活かせるような具体的な情報が少ないんです。うつ病や睡眠障害などの症状は列挙されているものの、読んでいても「で、実際どうすればいいの?」という疑問が残ってしまう。16人の研究者による解説ということですが、各章が独立しているせいか、全体としてのまとまりや流れが感じられなくて、読んでいてちょっと疲れました。 新書というフォーマットのせいか、専門用語の説明も足りない部分があって、脳科学の基礎知識がない私には難しかったです。もっと「こういうときに脳内でこんなことが起きているから、こう対処しましょう」みたいな実践的な内容を期待していたんですが…。 医学系の気軽な読み物として楽しむなら、もっと入門的な本の方が良さそうだと感じました。
2026年07月16日
15巻までくると、もうこのシリーズの虜です。笑 今回も全国各地のラーメンが登場するんですけど、毎回「このお店、実在するのかな?」って調べたくなっちゃいます。 大学生活での思い出の味とか、辛い味に初挑戦するシーンとか、なんだか自分の学生生活と重なるエピソードが多くて。特にご当地ラーメンの話は、旅行に行った時に実際にお店を探してみたくなるような魅力がありますね。和歌山や熊本のそれぞれの特徴が、キャラクターの反応を通して伝わってくるのが良い。 相変わらず小泉さんの食べ方のシーンは迫力があるし、ラーメンの描写も本当に丁寧。読んでるだけでお腹が鳴ります。笑 これまでのシリーズを読んでない人でも、単話ごとに完結してるから気軽に読める点もいいと思います。 気軽に読める漫画だけど、ちゃんと「このラーメン食べたい!」って気持ちにさせてくれる。そこが好きです。次の巻も絶対読みたい。
2026年07月10日
シリーズ第2巻ということで続きが気になって手に取ってみました。前巻での岩子の変化が印象的だったので、そこからどう展開するのか期待していたんですが…正直なところ、可もなく不可もなくという感じです。 妹・咲子と両親による障害が次々と現れるのは、ドラマとしては王道なんですけど、その展開が予想通りすぎて驚きが少ないんですよね。キャラの行動も「ここはこう動くだろう」という予測の範囲内に収まってしまっている気がします。 ただ、白蘭とのシーンは相変わらず良くて、彼の優しさや岩子への向き合い方は素敵だなと思います。主人公の内面的な成長も丁寧に描かれていて、その部分は読んでいて心が温かくなります。 結局のところ、恋愛ファンタジーとしては及第点ですが、ストーリーに新しい工夫が欲しかったなというのが正直な感想。シリーズを追い続けるかは微妙なところです。
ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し
読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。
タイトル
読書状況
評価
感想
ネタバレを表示しますか?
この感想には物語の内容に関するネタバレが含まれている可能性があります。
ブクマとは
読んだ本を、かんたんに記録できる
読書管理サービスです。
あなただけの本棚をつくる
気になる本を検索して簡単登録。絞り込みや並び替え、削除も簡単です。
ブックリストで分類・整理
「お気に入り」「気になる本」など、自由にブックリストを作成できます。
感想・評価・メモを残す
読んだときの気持ちや、心に残った言葉を自由に記録できます。
共有と発見の楽しみ
他のユーザーの本棚や感想から、新しい一冊に出会えます。
読書体験をシェア
自分の本の感想やブックリストをSNSでシェアすることもできます。
ブクログから本棚を移行
これまでブクログで管理していた読書記録を、ブクマへインポートできます。