story-fan_23の本棚
二月のつぎに七月が

二月のつぎに七月が

堀江 敏幸 講談社 2025年11月20日

感想

新社会人になって、疲れた日々の中で手に取った一冊です。正直、エッセイ寄りの小説は初挑戦だったんですけど、これが想像以上に良かった。 舞台の「いちば食堂」という場所の空気感がすごく心地よくて、毎日の仕事で疲れた頭がスッと落ち着く感じがしました。登場人物たちが食べ物と向き合う姿勢とか、何気ない日常の中に大切なものを見つけていく過程が、新社会人の自分にもグッと来たというか。 特に印象的だったのは、料理をつくる喜びについての描写です。「ありあわせのものを使って、その場で試す」みたいな部分が、仕事でも通じる何かを感じさせてくれて。完璧を目指さず、目の前の人を思い浮かべながら丁寧にやることの大事さが伝わってきました。 読み終わった後、ほんのりとした満足感というか、なんか頑張ろうという気になるんですよ。漫画やライトノベルとは違う味わいですが、むしろそこが新鮮でした。日々の疲れを癒しながら、ゆっくり読むのにぴったりな一冊だと思います。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ