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風の谷のナウシカ(1)

風の谷のナウシカ(1)

宮崎駿 徳間書店 1989年7月22日

感想

長年、小説ばかり読んでいたのですが、息子が薦めてくれたこともあって、思い切ってこのマンガに手を取ってみました。率直に申し上げて、これは正解でした。 ナウシカという少女の行動や思考を追いながら読み進めていくと、単なるエンタメ作品には見えません。風に身を任せて生きるという主人公の姿勢には、人生経験を積んだ身として、何か深い哲学的なものを感じるのです。絵のタッチも細緻で、随所に作者の工夫が伝わってきます。 確かに、マンガという形式に最初は戸惑いもありました。ですが、このストーリーの世界観を言葉だけで表現するより、映像化することで初めて伝わる魅力があるのだと理解できました。各場面の構成も見事で、テンポよく物語に引き込まれます。 老いた身で新しいジャンルに挑戦することは勇気が要るものですが、この一冊を通じて、慎重に本を選ぶ私でも予想外の発見ができることを学びました。続きを読む価値は十分にあると感じています。

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